地獄の獣よ狂気の無垢を

タイトルは仰々しいけど、何となしに日々の雑感をダダ漏れ中です。

女からモテまくるヤンキー、そして非モテの呪縛を背負った童貞。 このヒエラルキーは永遠なのか?

しかしなんで悪そうな男はあんな派手にモテるんだろう。
芸能界を見たってそうです。上戸彩はEXILEのガラの悪そうな人と結婚し、長澤まさみも関東連合関係と近しいという男と噂になったし、なんだかなあ。
芸能人に限らず自分の周りを見渡してみてもそうです。女遊びが派手で浮気上等な人が次から次へと顔面偏差値の高い女子とくっついて、我々側にはなにも女子からのアプローチもなく、たまに勇気を振り絞って出撃するも死に体となってリターンと、おこぼれさえも落ちてこない現状。

いやたまに奇跡も見ますよ。ケラさんと結婚した緒川たまきとか。でもそんなのは稀な例です。

この持たざる者は永遠に整理券すらも持たせてもらえない、のは何故なのか?

そしてテレビで言ってたことを次の日の教室で一言一句アレンジもせずリピートするだけの大きな声の持ち主たちが、組織の中心に君臨しスクールカーストの上位に鎮座している、つまりはクラスの美女たちと遊ぶ特権を優先的に付与されるのは何故なのか?

答えは明快です。
そういう男たちのほうが「男らしい」からです。男らしさとは、乱暴かつ暴力性、粗野で下品、セックス好き、強引。攻撃的で強気な態度は男らしさの象徴です。その要素に女性は男らしさを見出し惹かれていきます。

ちなみにユングは人間の無意識にはいろいろなアニマ(元型)を有すると規定しました。男の心理の中には「女のアニマ」がある、と。女の子っぽい女の子っぽさ・女らしさは、男の持っている女の子のアニマを、現実の女性に投影しているのだ、と。
つまり女の子は無意識的に男らしさという理想を胸に抱き、男を見ているわけです。その目を通して僕なんかを見ると、非戦闘的で声が小さく背も小さく感情の変化も乏しくて穏やかな人ということで、数として数えてもらえない階層ということになります。もちろん恋愛対象外です。たまに下心を出して色気を出そうものなら「そんな人だとは思わなかった」「そういうの勇み足っていうんだよ」と叩き落とされてしまいます。

この報われないメビウスの輪から抜け出すには、映画「セックスと嘘とビデオテープ」のあいつみたいに、我々側から積極的に菜々緒とか藤井リナとかダレノガレノなにがしとかみたいな、絶対陥落無理めな女子たちを攻め落として付き合う、という聖戦を仕掛けるべきです。昔のTVブロスの真ん中くらいにあった恋愛成就が達成できる怪しいペンダントの広告に載っていた「このペンダントのおかげで結婚できました!」という成功者たちという名のいまいちパッとしないルックスの我が同胞たちと女の子のツーショットのように、頂きを目指すレジスタンス活動が革命の一歩となるはずです!

追記:そういえば怪しい広告のツーショット写真、たしか女の子のほうも地味めで垢抜けないルックスだったのでは…。