地獄の獣よ狂気の無垢を

タイトルは仰々しいけど、何となしに日々の雑感をダダ漏れ中です。

浪花節には気をつけろ

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芸能人側からもあっちでは擁護コメント、こっちでは非難コメントが出てきてたみのもんた。
本当にセクハラしていたかどうかとか、息子の不祥事とかということに全く関心がないので何も言うことはないのですが、気になったのは記者会見での様子。

多分この人は、理路整然と考え喋ることをせず、常に自分が言って気持ちいいこと・言いたいことだけを考えているんだろうなあ、ということだった。
突然お涙ちょうだいの浪花節のような話をしたり、芝居がかった態度だったりと、なんというか理屈うんぬん以前に、相手にメッセージを伝えたい、これだけは説明したいわかってほしい、という気概がほとんど感じられなかった。
ノリや雰囲気で「なあ、わかるだろ?」と押し通すリア充スタイル。すべてにおいて「甘え」が全面に出ていたように思う。

程度の差こそあれ、こういう人はみのもんたに限らず、世間にはかなり存在している。
これを言いたい、これを相手に主張したい、これを口にすれば心地いい・満たされる・ルサンチマンが解消される、という快感を求めるためだけに終始する言説や説教は、この世界に腐るほど満ち満ちている。
こういう人たちの言っていることというのは、自分で言って自分でジーンと気持ちよくなるのが目的という、つまりオナニーを見せつけられているのと同じなので無視して軽蔑するのがいい。

ちなみにネトウヨのほとんどの言説は、これに当てはまることが多い。そしてこの快感はナショナリズムに通底しているものだと思う。