地獄の獣よ狂気の無垢を

タイトルは仰々しいけど、何となしに日々の雑感をダダ漏れ中です。

EXILEの方向性がわからない

音楽的にもファッション的にもまったくその魅力がわからないのがEXILE
メンバーの人たちを見ていると、地元の東北を思い出してしまう。東北の田舎にはああいう人たちが東京よりも多く見かけることができる。東北に限らず日本の地方であればどこでもそうなんだろう。

何年か前、EXILEの人数が倍くらいに増えた時があった。なんだプリキュアみたいだな、と思っていたらその内にテレビでバラエティ番組を始めた。こんなことやるんだ、と意外に思った。
そして近年では、弟分的存在なのか似たようなビジュアルの男性グループや、アイドルみたいな女性グループもいるらしい。
そしてEXILEの人たちはドラマにも進出し、俳優業も頻繁に行っているようだ。

この拡大路線というか音楽だけじゃない活動領域の幅は、なんというか芸能界で自分たちの地位を築くための手段というか、EXILEというファミリービジネスの認知というか、つまりはもっとビッグになるぜ、ということなんだろうか。

というか、もともとの音楽活動ってなんで始めたんだろうと考える。こういうふうに組織をデカくしたいための足掛かりだったのか、それとも途中で「俺らもっとのし上がってやるんだ」と音楽以外に方向転換を始めたのか。

わからないことばかりだけど、ちょっと前に小学校か中学校の授業の中にダンスが必修科目に加わったというのがあった。
そのダンスというのもヒップホップ。これに関してはヒップホップが学校に、ってそれ自体がどうかしてると思わなくちゃいけないんだけど、近年のヒップホップダンスという名のダンスレッスンの市民権の獲得を考えたら、まあそうなんかなそんな世の中なんかな、と。
若いアイドルの多くが特技でヒップホップダンスと答えているのに対して、なんでこんな清純そうな子がヒップホップダンスなんかやってるの?と不思議だったんだけど、現場ではもうそこまで食い込んできているのね。ヒップホップの踊りが。
幼稚園の子たちも盛んに踊っている子多いものね。

余談ですが、僕はヒップホップダンスって見ていても楽しそうじゃないと感じる派でして、あれはダンスというか、トライアルな感じがする。ダンスそのものに対しても、自分の体の動きに対しても。対音楽より対人に重きを置いたもの、目の前に自分のダンスを見ている人がいることが前提なもの、というか。
ダンスは音楽とかリズムありきのものと考えているので、その音楽をより気持ちよく感じるためのものだと考えている。
なんつうか要は、ヒップホップダンスよりも、ちょっと複雑なステップ刻んでるほうが心地いい。裏から入るリズムもヒップホップダンスだとなんかよくわかんない動きで、見てる側には?が浮かぶ、というよりあんまり伝わってこない。踊ってる本人にしてみたら、めちゃくちゃ裏拍感じてやってるのかもしれないけど。

話を元に戻すと学校でダンスはどうなんだと思う。
クラスの中でも力を持ったメジャーな層は喜んで受け入れるだろうけど、自分らみたいな層はどんよりと迎えるんだろうな。モテてる連中だけでやっててくれ。クラスには2次元美少女が好きなセンシティブな思春期を送っている人間だっているんだ。迷惑だよ。
でも学校ってそういうところだ、今も昔も。